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【あたらしい春の墨美神®︎】


着物の着付けを覚えたのが、個展を控えたちょうど一年前でした。


その後、着物ライフを楽しむ中で、


伝統の織物の知識も少しずつ頭に入ってくるようになり、


いつしかこの美しく贅沢な織物を裂地として、


墨美神®︎を飾る『掛軸』を自分で作れるようになりたい考えるようになりました。




これまでは墨美神®︎を描き上げたら、裏打ちをして、額を発注して納めれば終わりだった作業が、


作品を描き上げてから、表装の設計図を引いて、裂地をセレクトして、


一枚、一枚、織地を合わせながら組み立て、設計図に微調整を重ねていく…と、


創作の工程がたいへん増えたため、作品完成までの道のりが遥かに遠くなりました。


工程が多ければ、途中の設計ミスが、原画を反故にしてしまうような取り返しのつかない結果をもたらすため、


『失敗できない』緊張感もこれまで以上に増して凄まじいですが、


プレッシャーに打ち勝って、さらに研磨された墨美神®︎を手掛けていきたいと思っています。




着物の着付けもそうでしたが、これまで無知だった分野を学んでみると、


自分の表現の可能性が倍速に広がっていきます。


きっとこの道の先に、次の目標も自ずと見えてくるのではないかと信じています。




と、そんな訳で。


この春は、これまで発表してきた『着物タペストリー』を発展させて、


丹後ちりめんや大島紬、結城紬等、日本の伝統でもある豪華な反物からセレクトして、


自ら掛軸に仕立てた『墨美神®︎きもの掛軸』を出展します。


多くの皆さまと新しい季節を迎える喜びを分かち合えますように。


会場にて、墨美神®︎とともにお待ちしております。






【妖精展~見えぬものの美~】

会場:サロンドゥラー、ギャルリーラー(銀座奥野ビル)

会期:3/10(水)~3/17(水)12:00~18:00・最終日 17:00まで






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