【俵屋宗達となでしこの関係】
あの山越えて、また越えて… 俵屋宗達に代表される琳派のたらし込み技法で風景を描くとこうなります。 銀座かわうそ画廊に7日(水)まで展示されている『なでしこ』たちも、 一部にこの技法を用いています。 なでしこたちのやわらかな表情に癒されながら、 ...
【水墨美人画がテレビドラマの鍵に】
ご覧になった方いらっしゃるかしら? 日曜ワイド『しんがん~警視庁お宝捜査』 http://post.tv-asahi.co.jp/post-37343/ 残念ながら私はチェックし忘れていましたが。 年の瀬に水墨美人画の作画のお問い合わせがありました。 ...
【3/7〜は国立新美術館で全日本水墨画秀作展】
2018年、最初の水墨画団体展のご案内です。 12月に東京都美術館で開催された掛軸展も記憶に新しいところですが、 3/7から、六本木国立新美術館にて『全日本水墨画秀作展』が開催されます。 ありがたいことに、画家、岩崎巴人の業績を記念して創設された『巴人賞』を受賞...
【樋口鳳香の作品集について】
個展のタイミングで作品集を出版しませんかと再び打診がありました。 せっかくのタイミングでしたが、今年も見送らせてもらいました。 過去13年間の水墨画作品をまとめて作品集を作ることもできるし、 個展で発表する作品も少しずつ仕上がりつつありますが、 ...
【同じ絵を2通りの和紙と技法で】
これまで何度か墨美神(スミビシン)を書くにあたっての紙の話をしてきました。 せっかくなので同じモチーフを使って、2種類の和紙とそれぞれに合った技法で作品を仕上げてみます。 同じモチーフのはずなのに、その時の描く側の心の持ちようや、 ...
【にじまない紙、鳥の子に描く墨美神(スミビシン)】
今日は水墨画の紙の話を少し。 樋口鳳香の描く墨美神(スミビシン)は、 いくつかの和紙を使い分けて、 その特質を活かして、様々な技法で表現します。 割と好んで使っているのは、麻紙です。 繊維が長いため、墨を落としたら、どう滲んで行くか計算できない ...
【水墨画の技法について~三墨法(調墨)】
樋口鳳香の描く墨美神(スミビシン)は、様々な水墨画の技法で表現します。 今日は水墨画の基本中である「三墨法(調墨)」の話を少し。 筆と墨で表現する水墨画には「にじみ」「かすれ」など ほかの画材では効果的に表現できない特徴があります。 ...
【明治維新から150年、日本の文化を見つめ直す】
2018年は、明治維新から150年。 西洋の「美術」という観念による日本伝統の仕分けがされたのが150年前。 それまでの日本には「美術」という観念はなかったのです。 現代に至る日本美術の基盤を作ったと言われているのが、 ...
『現水展』も春季展に向けて動いています
鳳香が所属する団体のひとつ『現代水墨画協会』 協会が開催する『現水展』にて 昨年10月の東京都美術館での水墨ueenのパフォーマンスは記憶に新しいところだと思います。 協会が開催する展覧会は『春季展』と秋の『現水本展』の年に2回です。 ...
【魂の声を聴く】
創作において、言葉は大きな位置を占める。 人が発した言葉、本の中の言葉、音楽の言葉 たったひとことが、想像もしない広がりを見せてくれることがある。 そう考える表現者は多くいるのだろうし、 それを起爆剤として自分の中でイメージが膨らんでいく過程、 ...